いつもそう。そういうことなの。
風が吹いて、舞い上がって。
飛ばされてしまって。
どこに行くかもわからない、
行き先のない旅へ出よう。
地に足が着いていないと、
そんなことはできないけれど。
春風に乗った花びらに、視界を奪われた。
一瞬、時間が奪われたような感覚。
ふっと違う次元に入ったような。
風が止むとすぐ、
元の世界。
惹き込まれることを拒まないで。
のんびりしてるのかなぁ、せっかちなのかなぁ。
いいことあったのかなぁ、疲れちゃったのかなぁ。
歩く早さを見ていると、人となりがわかるんだ。
心とからだは一緒だって。
意識してても、してなくても。
離れることはないんだから。
だから素直に、生きていようよ。
もうそろそろ、春が来る。
ふわふわしている足元を、
踏ん張って歩き出す。
踏みしめた足跡が道になる。
誰のものでもない、
私が歩いてきた道。
どこに向かおうと、
何をしていようと、
辿り着きたい場所は同じ。
もうすぐ季節が変わる。
また新しい、季節が始まる。
車の音がしないだけで、
こんなにも世界は変わる。
真白になったいつもの街。
いつもは聞こえない自然の音が
今日はたくさん聞こえた。
きっと必要なものなんて、片手で数えられるぐらい。
なんて多くのことを求めていたんだろう。
十分過ぎるほど、もう持っているよ。
真っ直ぐ見えていたものが、霞んで見える時。
靄は立ち込めていたのか。
立ち入ってしまったのか。
そんなことを考えていない。
楽しいって思えるから。
手に入れたいものがある。
光は見つけるものだから。